まさかと思うかもしれませんが、すべての人は等しく治癒力を備えています。年齢は関係ありません。本来持っている治癒力はみんな同じだけあります。
だったらなぜ人によって治り方が違うのでしょうか。
簡単に言うと治癒力が足りてないからです。しかし先程「すべての人は等しく治癒力を備えている」と言ったばかり。
そこで大切な事実というのが
【治癒力というのは患部だけに使われているわけではない】
ということ。
患部以外にも治癒力はたくさん消費されています。
ではどこでたくさん消費されているかというと、主に内臓(脳を含む)です。生命の維持に重要な内臓は常に修復されなければなりません。
内臓がうまく機能してないと人は病気になります。最悪死んでしまいます。ですので内臓の修復が身体にとって最優先です。
腰や首が痛くても死にませんが内臓がダメになると命に関わります。
なかなか実感できることではありませんが、痛いところ以外にも身体は治さなければならないところがあるのです。そしてそちらにも治癒力がたくさん使われています
それを覚えておいてください。
痛みとは治癒反応。身体が治ろうとする時に必要な反応です。
"痛い"というのは身体が何かを治そうとしているときに起きます。死んでる人は痛みは起きません。生きている人に起きます。
痛くなると早く痛みを消したいですよね?でもその痛みを無理やり消すというのは少し怖いことです。何故なら治ろうとしている反応を消してしまうことになるからです。
でも普通は、痛い事が悪いこと、と感じてるから痛みさえ取り除ければ、と思います。
しかし本質から言えば、
「痛いから悪い」のではなく
「悪いから痛む」のです。
痛みなく日々を過ごすには、悪いところが消えれば良いということになります。
患部に痛みを起こすことで脳は患部にできるだけ治癒力を振り向けます。しかし内臓で治癒力を多く消費してると患部に回す予算は減ります。(上の式を参照)
したがって患部の早い回復のためには内臓も常に整える必要があります。
小さな子供が治りが早いのはつまるところ内臓がキレイだからです。
私達は施術にて治癒力を高めるよう努めます。皆様は生活改善にて治癒力を高めていくべきだと思います。治療と生活改善の両輪がうまく回ることが大切です。
本来の治癒力に近づいてくると通院しなくても勝手に治るようになります。
一緒に協力して本来の力を取り戻しましょう。